どの子どもにとっても「好きな先生」がいる以上、「嫌いな先生」も必ずいると思います。
「先生はみんな好き」という子など、めったにいませんからね。
今回の記事では「先生を嫌いな理由」をランキングにしてみました。
ふだんの会話するなかで、子どもたちの口から自然に出てきたものであって、決して「先生のどこが嫌い?」などと尋ねて、発言を誘導したものではありません。
もちろん、学校の先生の批判をしたいという意図もありませんので、どうかそのあたりを含んでご覧ください。
「先生の嫌いなところ」ランキング
1.授業の解説が分かりづらい
とにかくこれがダントツで多いです。
2.授業内容とは関係のない話ばかりする
主に先生の若いころの武勇伝らしい。
ただ、「先生が授業に関係ない話をたくさんしてくれて楽しい。」という話もよく聞きます。
その是非についてはすべて、子どもたちの先生に対するイメージに委ねられるのは皮肉なものです。
3.黒板にほとんど書かず教科書をなぞることばかり
これは特に社会科が苦手な子どもからよく聞きます。
途中で眠くなってしまいウトウトしてると注意されることがあるという話も聞いたことがありますが。
悪いのはホントに子どもの方なのでしょうか?
4.黒板に書く字が汚い
「メッチャメチャ汚いんですよ!」
ある子が笑いながら話してくれたことがあります。
大事な部分が読み取れないことがたまにあって、その子にとっては割と深刻な問題らしいです。
5.異性の生徒に対してだけ優しい
これも結構よく聞きます。
「○○先生ってどんな先生なの?」と質問すると、特に示し合わせたわけでもないのに、どの子からも同じ答えが返ってくることが多いです。
一度ついてしまったこのようなイメージ。
生徒の間に広まりやすい話題(≒噂話)なのかもしれません。
6.テストが近くなると一気に教科書を進め始める
塾では毎回、学校の進度確認をしてますから、これは子どもたちから話を聞くまでもなくです。
英語の授業で「このクラスかなり遅れてるなぁ」と思ってたら、1回の授業で丸々1単元を終わらせてしまった先生もいらっしゃいました。
7.成績や態度がよい生徒にだけひいきをする
それが原因で、部活動を辞めてしまった子の話を聞いたことがあります。
ただ、この場合は先生に対する子どもの態度が原因になっている場合もありますから、子どもの話だけでは判断できませんよね。
8.成績が伸びないのを生徒のせいにする
根本的に「成績が伸びない」のは指導者の責任です。
子どもに責任を追及する案件ではありません。
そうしてもよいのは、できる限り手を尽くした結果、それでもその子が頑張らない場合だけでしょう。
9.授業参観の日だけテンションが高い
生徒はあまり良くは思わないようですが、これについては一概に悪いこととは思いません、個人的には。
「ふだんの様子を見てもらえばいいんだから。」と、開き直ってろくに準備もしない先生のほうが、よっぽどダメダメな気がします。
わざわざ時間を割いて参観に来られる保護者に対して、誠意がなさすぎですよね。
要はふだんの授業とのギャップの問題でしょう。
10.とにかく厳しい
これを挙げるのは小学生の女の子が圧倒的に多いです。
11.明らかに機嫌が悪いときがある
その日、生徒たちを厳しく叱ったりするのを、「先生の機嫌」ととられる。
毎日先生と接してる子どもたちだからこそ、そう感じるのかもしれません。
子どもたちの話を鵜呑みにもできませんし、本当はそうではないのかもしれませんが。
生徒にそう思わせてしまわない配慮は必要ですよね。
12.やたら比較をしたがる
「兄弟と比較される」「他のクラスと比較される」
これは絶対ダメです。
そう言われてやる気が出るという子はかなりレアなケースです。
実際に子どもたちはそういう話を嫌がりますからね。
13.日によって言うことがコロコロ変わる
14.質問をしに行ってもなかなか教えてくれない
15.言葉づかいが悪い
16.悩みごとを真剣に聞いてくれない
17.授業中にスマホを弄る
18.声が小さくて聞きとれない
19.約束を守ってくれない
総評
再度確認ですが、上記はあくまで私の聞いたことのある範囲のみの内容で、子どもがもつ先生に対する不満のすべてではありません。
ランキングにしてみると、意外にも先生本人に対する不満より、先生の授業に対する不満が多いことを改めて感じました。
次は先生の「好きなところ」を記事にしてみようと思います。